小説 あなたのことはそれほど(上)オンラインブックダウンロード
小説 あなたのことはそれほど(上)
によって 青山美智子
4.4 5つ星のうち(1人の読者)
小説 あなたのことはそれほど(上)オンラインブックダウンロード - 内容紹介 私、2番目に好きな人と結婚しました―― 偶然の再会から始まる、大人のいびつなラブストーリー TBS系毎週火曜夜10時~ 話題の“ザワキュン"ドラマが小説に! ドラマのあのシーンをカラー4ページで掲載。 大人の四角関係を 美都、涼太、麗華、光軌、4人の視点で描く “嫉妬"と“疑惑"の行く末は! ? 【読者プレゼント】 番組オリジナルキーホルダーを50名様に (詳しくは本書のオビ裏をご覧ください) 渡辺美都 旧姓、三好美都。眼科で医療事務として勤務。 中学時代に同級生だった有島光軌に恋をし、 この人と結婚すると思い込んでいたが、 占い師に「2番目に好きな人と結婚するといい」 と言われショックを受ける。 渡辺涼太 美都の夫。インテリア関係の会社の総務部に勤めている。 ものもらいができたことで眼科に通い、 そこで勤める美都に一目惚れをして結婚。 有島光軌 美都とは中学時代の同級生。イケメンでモテて、 かわいい子が好きなのだが、 高校時代のクラスメイトで地味な麗華に惹かれ、 卒業後に交際をスタートし、結婚。 有島麗華 有島の妻。見た目は地味だが、しっかりしていて人に媚びない性格。 公務員として働いていたが、結婚後は専業主婦に。 内容(「BOOK」データベースより) 私、2番目に好きな人と結婚しました―偶然の再会から始まる、大人のいびつなラブストーリー。話題の“ザワキュン”ドラマが小説に! 著者について 原作・いくえみ綾 北海道出身。1979年、別冊マーガレット(集英社)「マギー」でデビュー。 『バラ色の明日』で2000年に第46回小学館漫画賞、 『潔く柔く』で2009年に第33回講談社漫画賞少女部門を受賞。 2010年からFEEL YOUNG (小社)で連載中の 「あなたのことはそれほど」が初めての連続テレビドラマに。 他の著書に『カズン』『そろえてちょうだい?』『プリンシパル』 『私がいてもいなくても』など、多数。 脚本・吉澤智子 神奈川県出身。ケーブルテレビ記者、広告会社勤務をへて脚本家に。 コメディ、ホームドラマ、学園ものなど、多彩なジャンルを手がける。 作品に「ダメな私に恋してください」(TBS) 「ヒガンバナ〜女たちの犯罪ファイル」(日本テレビ)など。 「ダルマさんが笑った。」(NHKBS)は 「東京ドラマアウォード2014ローカルドラマ賞」を受賞。 映画『あやしい彼女』の脚本も担当している。 著者・青山美智子 ライター。 愛知県出身。ライター。 『ママにハンド・クラップ! 』で2003年、パレットノベル大賞(小学館)佳作受賞。 短編小説「街灯りの向こうに」が2009年、映画化。 著書にノベライズ『カインとアベル』『ビューティフルレイン』『マザーズ』など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) いくえみ/綾 北海道出身。1979年、別冊マーガレット(集英社)「マギー」でデビュー。『バラ色の明日』で2000年に第46回小学館漫画賞、『潔く柔く』で2009年に第33回講談社漫画賞少女部門を受賞 吉澤/智子 神奈川県出身。ケーブルテレビ記者、広告会社勤務をへて脚本家に。「ダルマさんが笑った。」(NHKBS)は「東京ドラマアウォード2014ローカルドラマ賞」を受賞 青山/美智子 愛知県出身。ライター。『ママにハンド・クラップ!』で2003年、パレットノベル大賞(小学館)佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
小説 あなたのことはそれほど(上)の詳細
本のタイトル : 小説 あなたのことはそれほど(上)
作者 : 青山美智子
ISBN-10 : 4396616074
発売日 : 2017/6/2
カテゴリ : 本
ファイル名 : 小説-あなたのことはそれほど-上.pdf
ファイルサイズ : 23.83 (現在のサーバー速度は21.53 Mbpsです
以下は 小説 あなたのことはそれほど(上) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
まず最初に謝ります。とても長くて読みづらいです。ごめんなさい(;>_<;)∮追記∮1話~5話までを収録。どうしても5話が読みたかった私にとっては非常に嬉しい内容。ちなみに下巻は6月24日発売予定。発売前に、この小説で予習しておきましょう!(笑)【↓以下、レビュー↓】文章もさくさく読みやすく、良い意味で重くないです。かなりドロドロとしているハズなのに、美都と有島君がどこまでも爽やかなので胃もたれを起こしません。このドラマの特徴がよく出ています。ドラマでは嫌悪感しかありませんでしたが、この2人に対して好印象を持ち始めてしまいました(笑)1話目から『美都』、『涼太』、『光軌』、『麗華』と各パートに分かれてお話が進むので非常に分かりやすく、迷わずさくさくと読み進める事が出来ます。特に美都パートに関しては、どこまでも爽やかに軽快に進むので非常にテンポ良く読み進める事が出来ます。逆に麗華パートはドラマファンの方はご存知の通り、ひんやーりとして何か重苦しい感じです(笑)涼太パートは、全く望みの無い、かなり温度差のある美都との結婚生活を経てどんどん哀れな男になっていく様がよく出ていると思います。これでは有島君が現れなくてもいつどうなっていたか分からないですね。美都は自分の美貌や武器を分かっているからこそ浮わついているのかなとも思うので。彼女の屈託のなさや純粋さ、素直さもそこからきていると思います。自分の価値を信じて疑わないので。二の腕だけは気にしているようですが、若い女性なら自分の顔のパーツに関しても疑問を持ったり悩んだりすることが非常に多いと思うのですが、美都は痩せさえすれば後はもう大丈夫!完璧!という感じなので。。。そういった、自信から来る人当たりのよさにも惹かれたのでしょうか。彼は免疫がなさそうなので、美都のように分かりやすいモテキャラが好きなんだと思います。彼は『常に良い人でいなければ自分には何の価値も無いし、みっちゃんに釣り合う自信も無い』と、自分にそう呪いをかけていそうですし。たまにいますよね、相手と対等という感じではなく『こんな何もない私と付き合ってくれてむしろありがとう』というタイプ。麗華も似たような感じです。麗華の場合、女だからああいった責め方をするのであって男だったら涼太のようになっていたかも、、、インテリア会社の総務で、安定した収入もあって、良いお家に住めて、家事もインテリアも全てこなしてくれる…でも心の奥底にあるものはかなり根深く、おどろおどろしい…。また、どこまでも良い人になりきろうとして余計に怖がられたり嫌がられてしまっている、というところが何処までも不憫でなりませんね、、、でも有島君とくっついたとしてもこんなに良い暮らしは出来ませんよね。有島家は至って普通のお家に住んでいますし、料理等の家事全般、いくら有島君が育児に協力的だとは言え、全て妻がこなさなければなりません。だからこそ麗華を選んだのだし、その時点で美都は有島君とは結婚出来ません。生活が破綻していくだけです。お手伝いさんを雇えるだけの経済力があればそれでもいいのですが…美都は見た目に関して努力するのに(元から美しいので、そこまでのメンテはいりませんが。)、肝心要の家事に関しては一切努力をしていなかったんですよね…。本気で有島君の『お嫁さん』になりたかったのなら、まずはそっちをどうにかしろよ…と思いましたが。また、院長先生のように苦い経験でさえも心の糧にして更に深みのある人間性を構築していけるようなタイプならまだ救いはあるのですが…美都の場合、それも不可能な性格ですからね…そもそもそこまで大きな器もないし、学習能力も皆無。その上、ママのようにのらりくらりと交わしていけるスキルもない。若い頃ならまだそれでも済みますが、年をいってもこれならちょっともうね…気が付いた時には誰も側にいないですよ。それに、涼太タイプの人でもずっと一緒にいれば楽しいものです。その楽しさが分かりにくいだけであって。変に浮わついていないし、堅実で物知りな方も多いですしね。そして、長い夫婦生活、何があっても耐えられるどうかは最終的に相手に対して『信頼、尊敬、愛情』があるかどうかにかかっていると思います。月並みな言葉ではありますが。後は、最低限の生活を送れるだけの経済力(笑)これが重要です。また、美都のようにむしろ相手を小バカにしている(柴犬君)、2番目に好きと言っておきながらまるで愛情が無い(2番目なりに、もうちょっと情がある筈。そもそも初めから二番目認定されているし、まともに相手にされていないので可哀相…)、誰に対しても愛情を抱けなくて、おままごと遊びの時代から何の進歩もしていない人にはそもそも結婚なんて、土台無理なお話だったのです。人格が破綻していてもスティーブ・ジョブズのようにカリスマ性や才能があればまた別ですが。美都は若さ故の美貌のみが取り柄ですから。でもそんなもの、年を取ったら後には何も残らないんですよね。いやはや、既婚者にとっては非常に考えさせられる内容でした。美都が涼太を結婚相手にしたのと同じように、有島が麗華を結婚相手にしたのと同じように、美都と有島がお互いを浮気相手にしたのと同じように、要所要所によって使い分けるのは世渡りが上手いということなのかもしれませんが、本気になって相手と向き合わないと相手の尊厳を損なう事にも繋がります。『人を人として見る。相手にも人格がある。』とても大切なことです。上手く立ち回れただとか、結婚に向いてはいるけどつまらない相手と結婚。でも年収が〇〇〇だから勝ち組だとか。自分一人有頂天になる前によく考えたいものです。結婚は自分の事だけ考えればそれで済むというものではなく、赤の他人と一緒に心地好く暮らしていくにはどうすればいいのか。といった問題が常につきまとうのですから。そして、その人にも自分と同様、人格があるわけです。人として認めないということはどんなに相手に対して失礼な事か。相手を傷付け、どこまでも愚弄する。そのような権利は一切無いです。誰にも。どこにも。勿論、しょこたんの旦那さんにも(笑)このお話を現代に於ける『結婚、婚活市場』に対しての問題提起、と捉えれば、より違った見方が出来るのかもしれません。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
0コメント