歴史人11月号本無料ダウンロード
歴史人11月号
4.4 5つ星のうち(2人の読者)
歴史人11月号本無料ダウンロード - 内容紹介 戦国乱世に名を刻んだ梟雄たちの「功と罪」 下剋上を成し遂げた悪人武将の魅力とは何か "蝮"と呼ばれた斎藤道三の「真説国取り物語 松永秀久はいかにし主家を乗っ取ったのか 下剋上の先駆者 北条早雲の叡智と策略の真実 「島津四兄弟」最強伝説は本当なのか
歴史人11月号の詳細
本のタイトル : 歴史人11月号
発売日 : 2016/10/6
カテゴリ : 本
ファイル名 : 歴史人11月号.pdf
ファイルサイズ : 24.1 (現在のサーバー速度は18.27 Mbpsです
以下は、歴史人11月号に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
斎藤道三、「策略!」松永久秀、「裏切り!」北条早雲、「奸計!」宇喜多直家、「謀殺!」・・・と、今月号にはやたらと過激な言葉が登場します。あと、「悪」「悪」「悪」「悪」「悪」「悪」・・・、とにかく「悪」という言葉も、何度も何度もしつこいくらいに登場します。それもそのはず、今回の総力特集は「下克上を成し遂げた悪人武将の魅力とは何か」ですから、世上に悪人と呼ばれた戦国武将が山ほど登場します。そんな彼らは当時の感覚から見ても「悪」なのか、いや、よしんば「悪」でもそれはそれでいい。だって「悪」の美学とか・・・。・・・まぁ、要は各武将たちの再評価を試みるとともに、それでもやっぱり「悪」だった人たちには、じゃあその「悪」の力はどんだけ凄かったのか、を解説するという構成になっています。「歴史人」は、ここ2ヶ月ほど、大変に面白すぎる優れた特集を連発していたのですが、今月号は、半歩ほどいつもの「歴史人」に戻った感が個人的にありました。勿論、面白かったのは間違いありませんが(ただし、後述する来月号の予告を見ればわかるように、来月号はさらに半歩、<いつものやつ>に戻って・・・あれっ、ちょっと待て。(メ・ん・)?半歩ほど戻ったのをさらに半歩戻したら、元に戻ったってことじゃないのか)。それはともかく、この11月号の中で、個人的に面白かった特集・企画は以下のとおり。・「悪人の魅力」・・・小和田哲男「日本人の歴史の見方は、昔から勧善懲悪である」という冒頭の言葉は、まさに至言。たしかに、歴史を白(善)か黒(悪)でしか見れない人って、本っ当に多いと思います。日本史における「悪人と呼ばれる5つのパターン」を解説しつつ、「悪人も歴史を動かしてきた」事例を紹介。小和田哲男氏が「悪」を語る日が来ようとは思いもしませんでしたが、ただ一つ、「これまでの、価値観を一度とっぱらって、現代の歴史認識の視点から(中略)新たな光を当てることが必要なのではないだろうか」という締めの言葉だけは死んでも承服できません。現代の価値観で昔の出来事を推し量ることほど、危険な行為はないからです。・「下克上で名を轟かせた梟雄ランキング15」・・・小和田哲男戦国武将や新選組や三国志の武将たちを、TRPGのようにパラメータ化するのは「歴史人」の得意とするところですが、今回エントリーされた15人の武将たちに付いているパラメータは、それぞれ「簒奪度」「采配」「背徳度」「権勢力」「後世への影響力」と、さすが「下克上」なだけあって、個人的にはこれだけで満足&爆笑。因みにベスト3は、1位・北条早雲、2位・斎藤道三、3位・長尾為景でした。・「斎藤道三、『蝮』と呼ばれた男の、真説国盗り物語」・・・外川淳司馬遼太郎が描いた斎藤道三は、むっちゃかっこよくて大好きでしたが、今やその功績は親子二代に渡るものだと言われていますね。本章でも、外川淳氏はその説を支持しつつ、「親子二代にわたる野望」を解説し、「道三の国盗りの是非を問」います。・「(北条)早雲の領国支配の秘策とは?」・・・黒田基樹これまた司馬遼太郎が描いた早雲のイメージは古くなってしまいましたが、それでもこの早雲という人、たしかに下克上の魁を切ったのでしょうが、小説でも、史実でも、悪人めいたところが見えてきません。というか、どう考えても属性・善です。善のサムライ。普通、侍なら中立だろうに。←Wizネタ本章では早雲の「画期的な領国経営」を解説しながら、それが領民にどのように受け入れられていったのかを紹介。・「武田三代、『悪』を巡る相克と滅亡への予兆」・・・江宮隆之「悪」と呼ばれた者の再評価と、再評価できない場合には「悪」の力の解説をする、というのが今月号の主旨なのですが、本章はその最たるもののひとつ。「領国経営に手腕を発揮し、名君の誉れ高い人物だった」武田信玄は、一方で「嫡男義信、さらに謙信、信長ら敵対する大名からは『悪』と糾弾された」。「『悪』になることを厭わず、恐れ」なかった信玄の生涯を追いつつ、その政治手腕、領国経営だけでなく、「謀略、虐殺、人身売買・・・信玄悪人説を生んだ戦の過程」を解説。・・・・以上。今月号には他にも、「下克上を実現した戦国武将たちの真実」や、「本多正信『奸臣説』の真偽を再考する」、さらに本編終了後には、「精強無比!戦国・島津四兄弟列伝」という、血湧き肉躍る10ページの企画もあります。さらにさらに、「初めて見つかった嶋左近の手紙には何が書かれていたのか?」という、4ページの小特集もあり、必見。因みに、本当は「今、見たい新作映画&DVD」という連載を最も楽しみにしていたのですが(今回紹介していたのは、「超高速!参勤交代リターンズ」)、なぜか今回は、眠くなってしまうほど普通の映画評で、ちょっとだけ悔しかったですよ。(';ω;`)ところで、今月号までは他所とは違う特集を組んでいた「歴史人」ですが、来月号はなんだかいつもの「歴史人」に少し戻ってしまったような気がします。・「歴史人次号予告」総力特集・覇王信長が天下統一の先に見ていたものとは何か「織田信長の『天下布武』」信長が思い描いた『天下布武』とはいかなるものだったのか信長の天下統一への道を阻んだ、「ライバルたちとの死闘」信長は天皇を操ろうとしていたのか、「朝廷との関係を解明」破綻した天下統一、「天下布武への欲望が巻き起こした『本能寺の変』」←※なんか明智憲三郎あたりが出てきそう信長は本当に戦が強かったのか、「人材登用と戦術改革の実像」信長の宗教対策の真相、「信長は神になろうとしていたのか」信長の経済政策・領国経営が「歴史に与えた影響とは何か」信長は大陸を目指したのか、「天下布武を成し遂げた後のビジョンに迫る」次号の「歴史人」2016年12月号は11月5日(土)発売です。・・・・「朝廷との関係」や「宗教対策」、「大陸を目指したのか」なんかは面白そうなんですけどね。まぁ、でも買うんですよ、きっと。気になるから。このレビューが参考になれば幸いです。(*^ω^*)
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