無料ダウンロードドイツ語を考える―ことばについての小論集 pdf
ドイツ語を考える―ことばについての小論集
によって 三瓶 裕文
4.2 5つ星のうち(1人の読者)
無料ダウンロードドイツ語を考える―ことばについての小論集 pdf - 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)三瓶/裕文 一橋大学大学院法学研究科教授 成田/節 東京外国語大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ドイツ語を考える―ことばについての小論集の詳細
本のタイトル : ドイツ語を考える―ことばについての小論集
作者 : 三瓶 裕文
ISBN-10 : 4384012292
発売日 : 2008/2/1
カテゴリ : 本
ファイル名 : ドイツ語を考える-ことばについての小論集.pdf
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以下は ドイツ語を考える―ことばについての小論集 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
【結論】どうみてもドイツ語語学研究者たちの仲間内の本だが、一般のドイツ語愛好者にも多少は読めるところがある。【理由/解説】このような専門的論文集を読む層はごく少ないと見えて、9年たってレビューの1件もない(本書を読んだ人は大半がドイツ語学先生村の仲間や、その卵である学生・院生だろうから、自分の指導教官や身内の論文批判は、やり難いものだ)。本書の値段は、ジャンルとボリュームからすれば一般書の倍の定価である。それが、捨て値でマーケットプレイスに出回っている。おそらく、贈呈本を貰った人たちがタダ同然で古書店に流したのだろう、新本同様の古書が新価の数分の1と可哀想な水準で売られているので、熱心なドイツ語学習者・学部生なら、26本の論文のうち2~3本しか読むところがなくても(古書で)「買い」である。もし、高額を承知で新品で買うなら、先にしっかりした文法書を何冊か通読し、書棚に備えてからのことである。第2外国語としてのドイツ語をAで取り、独検3級以下を95点で受かった人でも殆ど手に負えない。私(一昔前にZDと独検旧2級取得以後、プラトー。E.Kaestonerと各種Kinderlexikonを中心に原書数十冊読了。街のドイツ語文法教室(2外レベル)に1年在籍中)の見るところでは、本書が対象にするのは、一応は中級以上の人である。いまから9年前に出版された小論文集。Z先生こと在間先生退官を記念しての、お弟子さんたち(大学の若手ドイツ語教官たち。当時、概ね准教授クラス)の手による論文集だという。2013年6月にアマゾンで1/3ほどの金額で古書を取り寄せたら新本としか思えないものだった。値段はともかく、内容は私ごときど素人の手に負えるような本ではなく、一つの論文も読めないまま書棚の肥やしと化していた。「文法はあとからついてくる」が私の信条で、過去10年余、原書(但しジャンルはケストナーほか児童書、趣味分野の実用書、KinderLexikonの類と、ドイツ語時事ニュース(インターネット)のみ)濫読に明け暮れて大して読解力は進歩していなかったが、1年前からドイツ語文法教室に通うようになった。実講義時間は1年で大学の半期相当に過ぎないが、受講者僅か4~5人の小規模ゼミで、毎回10回は当たるから否応なく一所懸命予習をすることになる。その効果はだいぶあったようで、3年半ぶりに睡眠薬代わりに寝床で本書を開いたら、26本の論文のうち、p.111werden受動態の意味と用法、p.129 もう一つの受動態-bekommen 受動、p.241修飾の一タイプについてp.257日本で日本人にドイツ語を教えるために・・・などは、かなり興味深く読むことができた(2017.04.02現在、最初からじっくり読み直し中)。私自身が、熱心な初学者に頼まれ、先日からSchott社のMUSIKLEXIKON FUER KINDER(ISBN-10: 3795700256)をテキストに、講読のレッスンを始めたからでもある。人様に教える以上、ギャラは頂いていないがイイカゲンなことはできない。初学者の気持ちを挫かないよう、文法用語を極力排し、平明なコトバでの説明を心掛けている。【不満-一般のドイツ語愛好家からみたこの論文集】一体、ドイツ語のセンセイたち、というのは、皆さんいつもこんな分かり難い、回りくどい、気取った文章をお書きになっているのだろうか。失礼ながら、まともな日本語になっていない論文を、何本かお見受けした。執筆陣のなかで、在間先生と清野先生はドイツ語学習者の間でビッグネームであり、私の書棚にもお二人の一般書・大学教養部用教科書・参考書が併せて10冊くらい収まっている。更に、いま現在(偶然であるが)、ドイツ語文法教室で使用中の教科書の1冊は清野先生の単著(朝日出版社)である。初・中級学習者に大変親切で定評あるお二人にして、本書では(26本の論文のうち、在間先生がNo.1、清野先生がNo.3を執筆)かなりしかつめらしい文体で、意外であった。(個々の論文についての評は後述する)【お勧めの文法書-参照用】橋本文夫(著)「復刻版詳解 ドイツ大文法」2006/5 三修社ディーター ベルガー(ほか共著)「 ドイツ文法・疑問の解明―ドゥーデン編集部の回答 」1990/12/25 三修社【お勧めの文法書-通読用】関口存男(著)「関口・新ドイツ語の基礎復刻版・CD付(¥2,200+税)」関口存男(著)「関口・初等ドイツ語講座上・中・下巻(三修社)」【2017.04.03追記】1)本書の方針で有り難いのは、例文に全部訳をつけてあること。本書を繙こうという人が、例文が全く分からないということはないだろうが、それでも自分の訳に自信がないところ(私の場合は恥ずかしながら半分以下)を一々辞書を引いたり参考書を調べたりしていると日が暮れるので、まず訳を隠して自分で考えてみて、それから印刷されている訳をみて確かめるのが良いと思われる。2)索引の必要性:各論文に注記があるので、読むうえでかなり助けになるが、ドイツ語学・言語学専攻者でない一般読者にとって馴染の無い概念・専門用語(例:ダイクシス、アナファー;奪格、ヴォイス、アスペクトetc.)は、簡単な索引をつけていただきたい。尤も、やり出すときりがなくなるので、想定読者層の80%が分かることは切り捨てていい。 また、少し読み進めば理解できるものや、用語に漢字か英語を補って見当がつくもの(例:メタファー(暗喩)、存在文(existential sentence)などは、あえて索引は要らない。せいぜい100項目も索引があれば、一般読者に益するところ大である。
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