女のコのひとりエッチ 完全マニュアル イラスト版……ひとりエッチ (セブンベストムック)

女のコのひとりエッチ 完全マニュアル イラスト版……ひとりエッチ (セブンベストムック)の詳細

本の紹介が何も書いてない状態なので、もったいないです。女性はもちろん男性も凄く読んで欲しいですが、まずは女性(女体持ちの人は全員になるのかな)に本当に読んでみて欲しい。私はまずKindle Unlimitedで見ました。月額制で結構多くのKindleが追加料金なしで読めるAmazonのサービスですね。本好きな方はそれもついでに試すといいかも。セクシャルなジャンルは本の単価が凄く高いからです。買ってみたら憤慨することも多いですし(苦笑)で、私は基本的に本って印刷版でないと読めない脳ミソなのですが(何故か紙でないと頭に残らないのです)、これは特に見開き頁でも表示が半分(1頁ぶん)になってしまうのでちょっと見づらかったです。と言っても私がそういう脳ミソだからかもですが。見開きで図解とかそういうのがある訳ではないし、文章が段組みとかで行ったり戻ったりしないと読めないということでもないです。だからKindleで十分読める人のほうが多いのではないかと思います。表紙デザインなどで管理しづらいこともあるので、Kindle版があるならこの手の本はそのほうが嬉しい場合多いですよね。印刷版にお金出す価値は十分あると思いましたので購入。この著者様の本は多いですが初めて読みました。ひとりエッチに抵抗ある人も、全然なくてむしろガンガンこなしてる!って人も(どんな人だそれ)、身体のかなり詳しい基礎知識をおさらいできるし、アダルト業界での用語ってなかなかちゃんとした解説なんてないですがビックリするほど丁寧に書いてありますので本当にいい。何より大事なことが前書き(「はじめに」)に書いてあります。「自らを愛する心を育む」のが「一番の効能」ですと。私も自分をまるで大事にできない女性として中年期を迎えましたが、そういう方は少なくないと思います。自覚ないことが多いですが。「どうしたら自分は気持ち良くなるのか？」を一生懸命探って工夫して行くのが自然にできるんですね。これはどういう話でもとても健全なことなんですが、日本では自分を優先することを良しとしないですよね。いまだに我慢して努力して奉仕することが美徳です。自分を十二分に大事にすることが当たり前でなくて他人をどうやって大事にするかわかる訳がないのですが、日本ではそれができないと社会的にろくなことないという不思議な現象が起きてます。変なの。自分がされてよかったから、嫌だったから、という体験に基くから「正しく」相手にも良いことをしてあげられるし、反対にしたらいけないことをしないようになるのでは。これはセックスでも普段でも同じですよね。また、これも私は大事なんじゃないかと思うんですが、セックス時(男女の組み合わせということでお話ししますが)、女性は何らかの主張が凄くしにくいです。お願いはもちろん、いやなことを断るのも難度高いんですよね。自分が自分を良く知ってれば、これこれだからヤダ、というふうに説明できると思うんです。男性はそういうことを言われないとどうも納得できないようにできてて、強引にするのがいいんだという思い込みもあったりするせいでしょうか、やめてくんない(苦笑)女性が強引にされたいのは間違いでもないのですが、それは当然信頼できる相手に限りますよう。「めちゃくちゃにして！」とか言っちゃっても酷いことは絶対しないと信じられるからいいのです。好きでもないとか、信頼に足りないような人相手では強引にされたら恐怖しかないです。いい関係だから感じられるんです。女性は「関係性」とか「状況(設定)」とかで快感が左右されます。男性は視覚や刺激そのものが優位なのではないかと思います。また、刺激を受けてすぐに気持ち良くなれるようですが、女性は「信頼できる」→「気持ち良くしてくれると思える」→「リラックスする」→やっとここで「気持ち良くなる準備」ができるんですね。そこから到達までも大変長いのですよ(苦笑)代わりに(？)正しくすれば快感がえらく持続します。ぼえーっとひたってられます。そういうことまで、ひとりエッチって気付けるんですよー。知識面ですが、この本はどこまで医学などで裏を取っているかわからないけれど、かなり正確に思えます。過不足を吟味したボリュームで解説されていて、基本的なのにこんなこと知らなかった、ってこともありました。ちょっとだけ気をつけたほうがいいかなと思ったのは「マニアック系」というパート。主治医には「頼むから尿道はやめて」とか言われました。これは知識がないうちはとか安全確保ができないうちはということだと思います。衛生面(お手入れ)についての知識は別のものも見ないと不足かと。それは了解していれば良いことなので(また一冊の本でカバーしきれるものではない。っていうかこの本良くおさめてると思った)、文句なしの5つ星ですねー。あ、でも技名は笑っちゃうんですけど……w