日本の神社 116号 (雄山神社) [分冊百科] mobiダウンロード
日本の神社 116号 (雄山神社) [分冊百科]
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日本の神社 116号 (雄山神社) [分冊百科] mobiダウンロード - 内容紹介 本誌は、日本各地の神社を、毎号1社ずつ取り上げてその魅力を徹底解説するマガジンシリーズです。各社の由来、社殿をはじめとする建築物、各神社が持つ美しい神宝(文化財)、お供え物、お祭り、四季折々の様子、特別参拝でしか見られない内部の様子などを、美しいビジュアル写真とイラストを添えてご紹介します。神社とはいったい何で、どんな神様が祀られているのか、正しい参拝の作法とは?といった神社の基本も分かりやすく解説。豊富な写真と俯瞰地図で、そこにいるかのような臨場感を味わうことができます。
日本の神社 116号 (雄山神社) [分冊百科]の詳細
本のタイトル : 日本の神社 116号 (雄山神社) [分冊百科]
発売日 : 2016/4/19
カテゴリ : 本
ファイル名 : 日本の神社-116号-雄山神社-分冊百科.pdf
ファイルサイズ : 24.38 (現在のサーバー速度は25.67 Mbpsです
以下は 日本の神社 116号 (雄山神社) [分冊百科] の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
友人の女は、まだ若いのに神社バカ。パワースポットとかが大好きな、ちょっとアレな女性です。本書は、その彼女に半ば押し付けられるように『見ろ。そしてレビューを書け』と渡された本でした(そして『・・・はい』と言う俺)。こちとら郷土史バカで、その蔵書の数もレビューの数も郷土史がかなりのウェイトを占めているので、その自負もかなりのものだが、こと神社仏閣に関してはさらりと表面を触る程度だったので気にも留めませんでした。ところが、半可通であったことが結果的に嬉しい誤算。なかなかに読み応えのある本でありました(勿論、不満もあったが)。本を渡された時に、心の中で軽く嗤ってごめんなさい、マミちゃん。切腹して詫びます。ぐふっ。Σ(;ω;)イタッ!では、何が「誤算」だったのか?それは本書の主題である「雄山神社(おやまじんじゃ)」が、富山県の象徴であり、県民の心の故郷である立山連峰と切っても切れない関係だからです。つまり、俺のテリトリーである「郷土史」とも切ることのできない存在だからです。「雄山神社」というのは珍しい神社で、ざっくり言えば立山町に三つもあるのです。これは、立山とその周辺を一軒の家に例えると分かりやすいので、以後そうしますが、まずは『玄関前の庭』。これは富山市郊外を抜けた先、立山町の入口のひとつ、立山町岩峅寺(いわくらじ)にある、雄山神社・里宮前立社壇(さとみやまえたてしゃだん)。さらに『家の中に入り、二階へと上がるための階段の手前』。これは岩峅寺から県道6号線立山街道を13キロほど上がっていった先にある、立山町芦峅寺(あしくらじ)の雄山神社・中宮祈願殿(ちゅうぐうきがんでん)。そして、最後は『家の屋根の上』。これは立山連峰の主峰である雄山(標高3003メートル)の頂上にある、雄山神社・峰本社(みねほんしゃ)だ。因みに、本書で初めて知ったが、こんなところにも住所はあって、「芦峅寺立山峰1」なんですって。本書では、この三つの神社を美麗な写真を用いながら解説するとともに、各社殿で行われる四季の祭礼を紹介。個人的には、12~13ページ見開きの頂上峰本社の写真、夜明けの光を浴びながら小さな社殿の中で八百万の神々に祈りを捧げる宮司さんの姿がカッコ良すぎる。さらに、雄山神社の祭神である伊邪那岐神(イザナギノカミ。伊邪那岐命、イザナギノミコトとも)と、天手力雄神(アメノタジカラオノカミ。天手力男命、アメノタジカラオノミコトとも。天岩戸をこじ開けた怪力神)の解説をするとともに、佐伯有頼(さえきありより)、のちの慈興上人(じこうしょうにん)が開いた立山信仰をも解説。郷土史バカとしては、「立山開山伝承の異説」を紹介しているのも申し分ない出来。言わば「雄山神社」という存在は、これら三つを繋ぐ周辺すべてが霊気漂う神社の「なか」のようなものと言える。実際、岩峅寺~芦峅寺には、古代からネタに困らないくらいに伝説・伝承が豊富。なにせ、一部のマニアにはUFOが見れるということで有名なピラミッド型の山、尖山(とんがりやま)を擁しているくらいだからね。本書には、他にも「霊峰・立山の膝元を満喫する」と題して、富山県内の観光ガイドマップも付いているので、見て楽しむ分には事欠かない(『見て楽しむ』だけ。あんなもん、実際には使えそうもない)。本書に不満があるとすれば、その値段。32ページの本に定価562円+税というのは、いくらなんでも高すぎやしないかと。税込550円ぐらいが妥当だと思うのだが。とは言え、良い本には違いないので、興味を持った人が買う分には、かなりオススメできる本です。なお、雄山神社のみならず、立山連峰に興味がある人には以下のような本がオススメ。「風光剱岳高橋敬市写真集」平成8年(1996)立山「だけ」を写すのではなく、「富山県の美しい姿」をも写し出した写真集。とくに雨晴海岸の夜明け前の二枚の写真は必見。「立山明媚高橋敬市写真集」平成4年(1992)著者の高橋氏は、単なる「立山」は撮らないので好きです。芦峅寺の田んぼ、立山から臨む市内と富山湾の夜景。朝もやの雨晴海岸。「神顕つ山」原槙春夫平成9年(1997)写真集とは思えない圧倒的なボリュームを誇り、八百万の神々が降臨したとしか思えない写真が多数。立山の歴史にも迫っており、数多の「立山」写真集の中でも間違いなく最高傑作の一つ。因みに、アマゾンで使われているこの本の写真は、裏表紙の写真。「天空にかける橋」北日本新聞社平成25年(2013)黒四ダムを中心とした、立山黒部アルペンルートの観光ガイド。平凡な本だが、50ページもボリュームがある、マンガ「天空にかける橋」は傑作。「立山杉高橋敬市写真集」平成13年(2001)著者の「立山シリーズ」の外伝的写真集。神々しさすら感ずる巨神兵の如き立山杉や、マンモスやダイオウイカのような立山杉などが楽しめる幻想的な一冊。「立山のはなし」廣瀬誠北日本新聞社平成15年(2003)古代から現代までの立山連峰の歴史と文化を綴った傑作。立山と皇室の縁もわかる。・・・とりあえずはここまで。また見つけたら追記しておきます。これでいいスか、マミちゃん。(・ε・)ムー
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